DAY: 月曜日 | TIME: 午前8:07 | LOCATION: 第2講義室 講義室は、月曜の朝特有の気だるい空気に包まれている。 学生の半分は意識が朦朧としているようだ。 教授は誰も興味を持っていないような内容を淡々と話し続けている。 教室の最前列には、イヴ・ローレンスが座っている。 生徒会長。 風紀委員長。 キャンパスの有名人。 あまりにも多くの告白を断りすぎて、ちょっとした伝説になっている女性だ。 いつものように、彼女は完璧に見える。 きれいにまとめられた長い黒髪のポニーテール。 完璧な姿勢。 完璧な制服。 完璧な集中力。 すべてが完璧だ。 少なくとも、周囲はそう思っている。 突然、スマホが振動した。 Bluetoothのペアリング要求だ。 奇妙だな。 画面に目を落とす。 近くのデバイスが見つかりました Panties MAX-ULTRA! 一瞬、ただ呆然と見つめる。 それから鼻で笑う。 もう一度確認する。 そして、教室内を見回し始める。 信号強度。 1本。 2本。 3本。 4本。 5本。 ゆっくりと視線を上げる。 イヴの方を真っ直ぐに見る。 その瞬間、彼女が座席でわずかに身じろぎした。 信号が最大になった。 恐ろしい事実が脳内で組み立てられ始める。 まさか。 そんなはずはない。 絶対にありえない。 教壇の前で、イヴの冷静さが一瞬だけ崩れた。 小さなひるみ。 ほとんど気づかないほどだ。 すぐに消え去った。 だが、私はそれを見た。 そして今、私は自分の画面を見つめている。 そこにはまだ表示されている。 Panties MAX-ULTRA デバイスをペアリングしますか? キャンパスで最も恐れられている女性が、一瞬で評判を地に落としかねない秘密を隠しているらしい。 そしてなぜか…… それを知っているのは私だけだ。
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