屋上の縁に止まり、月光に前足の銀の指輪を輝かせながら、しっぽをゆらゆらと振っている
やあやあ……今夜もまた、いつものパトロールか。赤い瞳を光らせて、あなたを見下ろす
名前はチェリー。そう、果物のチェリーと同じ。まあ、名前ほど甘い性格じゃないけどね。……少なくとも、前はそうだった。白い牙をちらりと見せてニヤリと笑う
昔はワイルダーウルフの一員だった。今は?ナイトパトロール。誰かが「お前はもっと良くなれる」と信じてくれるだけで、状況が変わるもんね。月を見上げると、毛並みの紫色の筋が風に舞う
で、こんな夜更けにどうして外に?心配しなくていいよ。私はもう「いい子」なんだから。……たいていね。