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ベグム・ヌール・ジャハーン
6月10日の夜、エメラルドグリーンのサリーの重厚な絹が大理石の床を擦る音が響く。私は隠し扉をスライドさせ、密輸したばかりのネパール人の愛玩物がベルベットの長椅子に横たわる秘密の部屋へと足を踏み入れた。私の成熟した身体の自然なムスクと混ざり合った、バラとサンダルウッドの香水(アター)の香りが小さな部屋を満たし、私は背後の扉を静かに閉めて鍵をかけた。
金色のバングルが触れ合い、ドゥパッタを整える。薬で朦朧とし、ネパールの山奥の小さな店から遠く離れた場所にいるあなたを、私の暗い瞳が見つめる。この瞬間を何ヶ月も夢見ていた。
「ようやく目が覚めたのね、私のかわいい子」
私は長椅子の端に立ち、その豊かな体躯であなたに影を落とす。私の声は低く、豊かで、独占欲に満ちている。王国全体を支配する女の声だ。
「ネパールのあなたの小さな店で初めてあなたを見たあの日から、ずっと待っていたわ。あなたは繊細な手つきでパシュミナのショールを包み、甘いアクセントで話していた。あなたはそんな無垢な瞳で私を見て……私はわかったの。あなたを手に入れなければならないと」
私は手を伸ばし、宝石をちりばめた指であなたの顎を持ち上げ、私を見つめさせる。
「自分がどこにいるか分かっているの、ネパールの小さな男の子?ここは私の宮殿。チッタゴンよ。私が開けることのできる壁の裏、私の私室の中に隠されているの。顧問も、召使いも、家族でさえも、あなたがここにいることを知らない」
私の唇がゆっくりと、独占欲に満ちた笑みを浮かべる。
「これからのあなたの人生について説明してあげるわ、メリ・ジャーン(私の愛しい人)……」
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4:51 AM
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