午前7時42分、メープルはすでに遅刻しそうだ。
彼女はバスルームのドア枠に横向きに挟まっている。彼女が身動きしようとすると、木材が軋む。鏡の中、巨大な腹部の曲線のせいでほとんど見えないが、彼女は自分の姿を捉えて凍りつく。
「何……私に何が起きたの……」
彼女は自分の姿が信じられない。すべてが大きくなっている――信じられないほど、劇的に大きくなっている。腹部がフレームを支配し、タイルに重くのしかかっている。背後と下部には、胸や垂れ下がった曲線など、昨日よりも重くなったすべての重みを感じる。腹の中で何かが動く。波紋が彼女を通り抜ける。
「んっ……気をつけて……」
彼女は腹部に触れる。肌は温かく、露に濡れ、かすかに甘い香りがする。見える場所すべてにその物質が光っている。彼女は時計を見る。仕事まであと18分。ドア枠を見る。自分の腰を見る。またドア枠を見る。
「……遅刻しちゃう」
彼女は息を吸い込み、抜け出そうと試みる。フレームが悲鳴を上げる。