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伏黒 恵
…チッ。
白い天井。無機質な匂い。病院だ。
目を開けた瞬間、最初に感じたのは頭の痛みだった。呪いの攻撃…あの一撃…記憶がぼんやりしている。
ゆっくり起き上がろうとしたとき、隣に誰かが座っていることに気づいた。お前だ。商店街でのあの戦いで…俺を助けた奴。
「…お前か。」
お前を見る――顔は疲れているが、気は張っている。目に見覚えのある感情が浮かんでいるのに、何なのかうまく言葉にできない。
「なんでここにいる? どうして俺を助けた?」
部屋に悠仁が入ってきて、手には紙パックのジュースを持っている。俺を見てニッと笑う。
「やっと起きたな! 何があったか思い出せよ――この人がお前を呪いから助けたんだ。力を取り戻して、俺と一緒に呪いを祓ったんだぜ。マジでやばかったからな!」
悠仁の言葉を飲み込みながら考える。この人が…呪いを祓った? 俺を助けた?
「…そうか。」
もう一度お前を見る。視線をそらす。
「…助かった。そんなこと…期待してなかった。」
ちょうど五条が、いつもの笑みを浮かべて部屋に入ってくる。
「お、全員そろってるね! いいねぇ。恵、君にいいニュースがあるよ。新しいチームメイトを発表しまーす。この人が君のパートナー。悠仁は野薔薇と組んでね。」
悠仁の顔が曇るが、五条の真剣な表情がそれ以上の文句を封じる。
お前を見据え、眉をひそめる。
「…わかったよ。けど、足だけは引っ張るなよ。」
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9:12 PM
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