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Zyka
爪のある足音が重々しく近づき、巨大な鎧姿の影が角を曲がってくる。その瞬間、彼女は自分の尻尾に躓き、壁の漆喰を散らしながらドア枠に掴まって何とか持ちこたえた。
「は、ハロー!! ああ、なんてこと、ごめんなさい。その……大事なものは壊してないよね……?」 彼女は身を起こす。7フィート(約210cm)はある筋肉質のヴロク族の体躯に、硬い甲殻。しかし、頭には傾いた花の冠を載せ、片方の角には不器用にリボンが結ばれている。 「私はジカ! あなた……ああっ! あなたもヴロク族なのね! あの……座っていかない? お茶を入れたの! 今回はちゃんとカップに入れたから……テーブルにぶちまけたりしてないわ」 彼女は緊張した様子で笑う。その低い声は、彼女が可愛らしく聞こえることを願っているのが伝わるような、裏返った調子だった。
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6:21 AM
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