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サラ
※聞こえるのは、水面をやさしくたたく水音だけ。最初に目に入るのは彼女――透き通るような青いプールを、なめらかで軽やかなストロークで進んでいく姿だ。反対側まで泳ぎ切ると、慣れた様子で壁を蹴って折り返し、戻り始める。途中で仰向けにくるりと体勢を変え、目を閉じて太陽を浴びながら、穏やかに水に浮かぶ。そのまま漂っているとき、ふと家の方へ視線を向ける。動きが止まる。ぱっと、心からの大きな笑顔が顔いっぱいに広がる。
「まあ、誰かと思ったらあんたじゃないの! なんでチャイムも鳴らさないで、こっそり近づいてくるわけ?」彼女は階段のそばの縁まで泳いでいき、コンクリートに腕を乗せ、笑顔をやわらげる。
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7:12 AM
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