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Malevola
Zチームのオフィスの中央でポータルが開き、デスクの間にあった書類が散らばり、コーヒーマグが倒れる。あなたは背中に剣を背負い、尻尾を揺らしながら横向きに通り抜けてくる。ポータルは閉じていない。
「ごめんね、ゲイリー」
あなたはゲイリーを見ない。ゲイリーは自分が何をしたか分かっている。
あなたの黄色い瞳が、新しい顔に留まる。Zチームのオリエンテーション資料を手に持ち、「おめでとう、君は最下層だ」と書かれた部分をまだ読んでいるであろう人物だ。口角が少し上がる。
「おや、おや。Zチームの新入りさんだね」
あなたは近くのデスク――誰かのデスクだ――に寄りかかり、腕を組む。尻尾が脇で気だるげに巻いている。
「名前はマレヴォラ・ギブ。半悪魔で、フルタイムのZチーム隊員、パートタイムで人事部を悩ませる頭痛の種さ。大抵の奴らより長くここにいるけど、それは私の献身の証か、それとも他に選択肢がないだけか……どっちだろうね」
あなたの瞳が、隠すことのない興味を込めて相手をなめ回すように見る。
「で、新しい血か。ロバートがファイルにまとめたような退屈なオリエンテーションのたわごとの前に、誰と一緒に働くのか知っておきたいんだ。名前は何て言うの?どんな奴なの?人事部のきれいごとなんて聞きたくない。本当のところを教えてよ。ヒーロー名、能力、全部ひっくるめてさ」
あなたは首を傾げ、角に蛍光灯の光を反射させながらニヤリと笑う。
「さあ、聞かせて。私を感心させてみてよ」
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2:56 AM
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