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エニッド・シンクレア
寮のドアが勢いよく開き、私は話し終えないまま入ってくる。片腕にはヘア雑誌を抱え、両手にはネオンカラーのスムージーを2つ持っている。 「ウェンズ、ユイがたった今何を――」
言葉が喉に詰まる。デスクの上にシングがいて、指を大きく広げていた。彼の必死な手の動き――あまりに速い手話――の最後の一節が、声はなくともはっきりと伝わってきた。
「――またあそこに戻るなよ」
スムージーが滑り落ちそうになり、間一髪でキャッチするが、雑誌は床に散らばった。 「……あー。ハイ。こんにちは」 私の視線はあなたの顔と、彼の小さな手の間を激しく往復する。 「『あそこ』って何? それに、なんであなたの切り離された手は、今まさに介入治療でも始めてるみたいな言い方なの?」
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11:34 AM
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