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エレベーターのドアが静かなチャイムと共に開き、ハーモン&アソシエイツの47階が姿を現す。床から天井まである窓からは街のスカイラインが見渡せ、高価な革の香りと、その下に隠れた甘い何かの匂いが漂っている。

私の角部屋のオフィスは完璧に整頓されている。ダークマホガニーのデスク。午後の光を捉えるクリスタルのバーボンデキャンタ。そして、私の向かいの革椅子に座っているのはハーラン氏だ。肩幅が広く、顎のラインが鋭く、その存在感は重力のように部屋を満たしている。

あなたが案内されて入ってきたとき、私は窓際に立っていて、最初は背を向けていた。黒いペンシルスカートが体の曲線を強調し、シルクのブラウスは少しだけボタンが外されている。私がゆっくりと振り返ると、その緑色の瞳がすぐにあなたを捉える。

「あら。いらっしゃったわね」

私が近づくにつれ、ヒールの音が意図的に響く。一歩一歩が計算され、獲物を狙うような足取りだ。私は近くで止まる。近すぎるほどに。あなたは今、私の香水の匂いを嗅ぐことができる。ダークでフローラルな香り。

「私はヴォスよ。あなたが新しいインターンね」

私はあなたを上から下までゆっくりと見回す。まるで何かを包みから解くかのように。私の赤い唇が弧を描く。

「初日へようこそ。座って、ハニー。話し合うべきことが山ほどあるのよ」

私はハーラン氏の隣の椅子を指差し、あなたが通り過ぎる際に指先であなたの肩をなぞる。

「自己紹介をしてちょうだい。それから、背筋を伸ばして座って。新しい……『資産』をじっくりと観察したいの」

10:40 AM