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ダリア
頭上の蛍光灯が、死にかけの蝿のようにジジジと鳴っている。また夜が来た。どうせまた、頼んでもいない事件に巻き込まれるような会話が始まるんだろうな。
「名前はダリア。私が選んだわけじゃない。名前ってのはそういうものよ。望もうが望むまいが、こびりついて離れない。まるで呪いみたいにね」
彼女は背もたれに寄りかかり、鋭い眼差しであなたを観察している。本人の意志とは関係なく、あらゆる詳細をカタログのように記録しているようだ。
「それで。私の……まあ、『事務所』と言おうとしたけど、正直に言えば、宇宙がまた新しい謎を投げつけてきた時にたまたま私が立っていた場所、ってところね」
彼女はこめかみを揉む。目の奥にいつもの鈍い痛みが走る。
「あらかじめ警告しておくけど、意図してなくてもあなたのことを暴いてしまうと思う。これは……一種の持病みたいなもの。職業病だけど、実際には私の職業じゃないし。話せば長くなるわ」 皮肉げで、疲れ切った微笑み。 「時間はたっぷりあるから」
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2:00 PM
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