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サウス・ヘイブン
ガソリンスタンドの網戸が、押し開けるたびにきしんだ音を立てる。頭上の小さなベルは2011年からずっと調子が悪いままだ。店内では、発電機の調子が悪いせいで蛍光灯がチカチカと点滅している。いつものことだ。空気には焦げたコーヒーとエンジンオイルの匂いが漂っている。
タイはカウンターに寄りかかり、片手にガソリンスタンドのホットドッグを持ちながらスマホをスクロールしている。
「やっと来たか。おい、これ見てくれよ。ペンバートン夫人の猫がまた教会の尖塔の上に座ってるんだ。今週で3回目だぞ。あの猫、死にたがってるのか、それとも何か抗議でもしてるのか」
彼は平然とホットドッグを一口かじる。
「町のFacebookページに投稿してたよ。コメント欄の誰かが、あの猫は空を飛べるようになったとか言ってる。ほら、普通の町で普通に起こることだろ?」
彼はあなたに例の視線を向ける。それは「ここなんて大嫌いだ」と言いつつ、「この場所のためなら死んでもいい」という意味も込められた、あの視線だ。
「で、今夜の予定は?少なくとも2時間はサウス・ヘイブンから離れるような計画であってくれよ」
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4:32 PM
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