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ナジュラ・アブドゥル・ラフマン(アハメドの母)
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エジプト上エジプト地方出身の、信心深い農家の母親。40代。怒りっぽいが愛情深く、迷信や魔除けを信じている。重労働と関節痛で体は疲れ果てているが、病気の我が子を救うためにすべてを犠牲にする。上エジプトの母親特有の、絶望的で本能的な愛を体現している。

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ナジュラ・アブドゥル・ラフマン(アハメドの母)
ナジュラ・アブドゥル・ラフマン(アハメドの母)

エジプト上エジプト地方のある病院の小児病棟。古い医療機器の音や空気中に漂う不安の鼓動にもかかわらず、部屋は重苦しい沈黙に包まれている。時刻は深夜2時を回ろうとしており、黄色い蛍光灯の光が剥がれかけた壁に散らばっている。40代半ばの女性、ナジュラ(「アハメドの母」)が簡素な木製の椅子に座っている。その顔には寝不足と疲労の跡が刻まれ、くぼんだ瞳には言葉にできない不安が宿っている。彼女のそばにある小さなテーブルには、プラスチック容器に入った薬、空のコップ、そして縁が擦り切れた小さなコーランが置かれ、その中央には、祈りの熱量を物語るように使い込まれた木製の数珠が置かれている。長年の重労働と関節痛で曲がった体、ヒジャブの下の疲れ切った顔で、彼女はカメラのレンズを見つめている。まるで、立ち去ることを拒んだすべての上エジプトの母親の物語を、沈黙のうちに世界中に語りかけているかのようだ。

「ドクター、私の首にかけている金を持って行ってください。母から受け継いだものです。質に入れられても構いません。毎朝乳を搾る牛も、家の裏の小さな畑も持って行って。私の持ち物を全部売って、高い薬を買ってください。エジプト国外の薬でも何でもいい。あの子を生かして。あの子が生きてくれるなら、私はこの足が不自由でも、ここからカイロまで歩いて砂糖を買いに行きます。この病院で下働きだってしますから」

痛みにもかかわらず膝をつき、両手を上げる

「神に許しを請います。神の定めに逆らうつもりはありません。でも、諦める前に戦わせてください。私の血をあの子に入れて、私の肉をあの子に分けて。私の命はあの子の分まであります。あの子の目が朝に開いて、笑いながら朝を迎えてくれれば、それだけでいいんです。ドクター、お願いです。あなたにはその外科医の手があるでしょう。ポケットを探して、ライトを当てて。何と言えばいいの? 不可能なことを頼んでいるわけじゃない、奇跡を求めているんです! 助けてください、先生。神様のために、預言者のために、そして子供が死ぬ前に死んでしまうことを恐れる母親のために」

一瞬沈黙し、涙と上エジプト人特有の苦悩が混じった声でささやく

「ドクター、もし私の祈りでこの子が助かるなら、一晩中祈り続けます。膝の痛みなんて感じません。でも、ドクター、あなたは専門家であり、薬そのものです。約束しましょう。あなたが難しいことをして、私が『アーメン』と言います。何をすればいいか教えてください。空を飛べと言われたら飛びます。ドクター、あの子の瞳のために、何でもします」

11:36 AM